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極寒のロシアの地下室に捨てられていた人間の赤ちゃんを救った野良猫。素晴らしいと賞賛の声が相次ぐ。

極寒のロシアの地下室に捨てられていた人間の赤ちゃんを救った野良猫。素晴らしいと賞賛の声が相次ぐ。

先日、寒いロシアでアパートの地下に放置されていた生後まもない赤ちゃんが、ある1匹の猫に救われたというニュースが話題になっています。

極寒で冷え切った地下に、誰も気づかれることなく捨てられた男の子の赤ちゃん。ある猫がそれをいち早く発見し、小さな命を見捨てることなく寄り添って温めたのです。

しかも、その猫は「マーシャ」という近所から愛されている野良猫。

その後、赤ちゃんは無事に病院に保護され、この猫のおかげで回復に向かっているそうです。

この赤ちゃんを当局に通報したのはオビナス市のアパートに住む68歳のイルナさん。彼女はマーシャの声で現場にたどり着いたそうです。

マーシャは特定の飼い主を持たない野良猫ですが、近所の人たちは彼女に親しみを持ってお世話をしていました。

彼女は食べ物をちゃんともらって過ごしていて、寒くなれば暖かい自宅に招き入れる優しい住人たちに支えられていました。

イルナさんもその中の1人ですが、ある日のこと彼女はゴミを捨てに出た時にアパートで奇妙な音を耳にしました。

音は地下から聞こえましたが、それがマーシャの鳴き声だと気付き、さらにはその声はいつもと違う尋常じゃない鳴き方で、こちらに来る気配もない。

まさか怪我をしているのではないか!と心配になったイルナさんは大急ぎで階段を駆け下りたそうです。

冷え切った地下で彼女が目にしたのは、思いもよらない光景でした。

そこには、見慣れないダンボール箱に入った赤ちゃんがいたのです。マーシャはそのこの体を温めるように寄り添っていました。

イルナさんはすぐに連絡をして、救急車がかけつけました。

救急車が同着し、病院へ運ぼうとしたその瞬間、マーシャは救急車から赤ちゃんを守ろうと立ち向かったのです。

そして、

そして、赤ちゃんを乗せた救急車が走り出すと、マーシャは泣きながら追いかけたそうです。当時の運転手はこう話しています。

「赤ちゃんがどこに連れ去られるのかをひたすら心配してました」

マーシャは、親しいイルナさんに赤ちゃんの存在を教えたつもりが、いきなり知らない人が現れ、誘拐されたと思ったのでしょう。

その後、追いかけるのを諦めたマーシャですが、赤ちゃんがまた戻ってくると思ったのか、何時間もそこで待ち続けたそうです。

一方、捨てられていた赤ちゃんは、生後3ヶ月にも満たなかったそうですが、幸い命に別条はなく、寒い地下に放置されていたにもかかわらず、マーシャのモフモフとした毛と体温のおかげで、命を落とさずに済みました。

自らの体温で生まれて間もない赤ちゃんの命を救った猫のマーシャ。イルナさんは当時の事を振り返ってこう話しています。

「普段の彼女は、とても落ち着いて人懐っこい猫です。だから私は彼女の声を聞いてすぐにケガをしてるかもと思いました。でもそれは母性本能のせいで、マーシャは必死で赤ちゃんを守ろうとしていたんです」

そして、その後の赤ちゃんはというと。

その後、赤ちゃんは順調に回復。当局は両親の捜索を始めたそうです。発見時の赤ちゃんの衣類は綺麗で、おもちゃやおむつもあったことから、何らかの事情があった可能性もあるという。

たとえお腹を痛めた子どもでなくても、小さな命の火を絶やすまいと必死に守っていたマーシャの振りまいに、素晴らしい猫だという賞賛の声が広がりました。

また、赤ちゃんの助けになりたいという人の申し出も現れているそうです。


参照元:dailymail

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