とても可愛らしい顔をした猫の「ジェームズ・ビーン」。彼は今の飼い主に出会うまで、とても悲しい思いをしてきました。
ジェームズはある動物シェルターで暮らしていました。ある日、里親が無事見つかるものの、その後、またシェルターに戻って来る事になってしまいました。
その後も、また里親が見つかってもシェルターへ。こうして同じことを繰り返すことなんと5回。シェルターに返却されてしまったのです。
もちろんその5回とも全て別の里親。なぜそんな事になってしまったのでしょうか。
それは、あまりにも愛情を求めすぎる性格が原因でした。愛されたいために、欲求が強すぎたのです。
そして6回目、現在の里親がジェームズを引き取った時、なぜ5回もシェルターに返されてしっまったのか理解ができなかったそうなのです。
とはいうものの、最初の頃はとてもおとなしい普通の猫と何も変わらなかったというジェームズ。
普通の猫のように家中を散策し、お気に入りの場所を見つけ、徐々にリラックスしていくジェームズ。するとこの家への安堵感が生まれたのか、ついに飼い主に、その5回も返された理由となるものに気がつきました。
いつの間にか、ジェームズは常の飼い主とのスキンシップを求め、愛されたいという思いを全身で表すようになりました。
飼い主が仕事をしている時は、観察するようにじーっと見つめ続けているそうです。ジェームズは四六時中飼い主との関わりを求め続けました。
それが普通の猫よりもあまりに多かったジェームズは、今までの里親の手には負えなかったようなのです。
「今まで見て来たどんな猫よりも愛情深い猫だ」
こう語る飼い主さん。そんな飼い主さんとは現在2年一緒に暮らしているそうです。
参照元:lovemeow