オーストラリア・アデレードに住むアンドリューさんはある日、片方の目が見えない野良猫の「マニー」と出会いました。
どうやらマニーは、猫同士のケンカが原因で片目を失ったそうです。
アンドリューさんは一目見たときから彼の事が気になってたまらなくなり、迷う事なく自宅へ連れて帰る事にしたのです。
その後、彼らはすぐに仲良くなりました。
そのうちマニーは、朝ごはんをもらうために、毎朝アンドリューさんを起こすようになっていったそうです。
それから5ヶ月がたったある日のこと。驚くべき事が起きたのです。
その日の朝もアンドリューさんは、マニーの声で目覚めました。しかし、なんだか彼の声が、いつもと違うように聞こえたのです。
「食べ物を欲しがっているときとはまったく違う鳴き方だった」
何かを警戒するようなマニーの鳴き声に異変を感じたアンドリューさんは、ベッドを離れ、用心深くダイニングへと向かったのです。
すると、そこにはまったく知らない男が立っていました。
「僕は男に、『僕の家で何をやってるんだ?』と尋ねた。すると彼は、僕の横を抜けて、裏口から出ていったんだ」
男はそのまま車に乗って逃走。
しかし、アンドリューさんはそのナンバーを警察に通報。その結果、ほどなくして男は逮捕されたのです。
もし、その時マニーがいなければアンドリューさんは盗難被害に遭い、さらには命の危険があったかもしれません。
その出来事がきっかけで、ふたりの絆はさらに深まったそうです。
「猫がいれば、番犬なんて必要ないよ!」
アンドリューさんはこうコメントしています。
参照元:lovemeow