「彼は毎日のようにお出掛けしていましたが、数日以内には必ず帰って来ていたんです」
こう語るのは1匹の猫を飼っていたスー・ゼリツキーさんという女性。猫はいつだって自由気ままに遠方まで冒険に行っては何食わぬ顔で帰ってくる。
だからいつも出かける姿を見ても「また帰ってくる」という安心感を持ってしまうのかもしれません。
しかし、そんな猫だからこそお別れは突然やってきます。
ゼリツキーさんが飼っていた猫の「ジミー」は、ある日突然帰ってこなくなってしまいました。捜索しても見つからず、1週間、1ヶ月、1年と月日はただただ過ぎていったのです。
時間だけが経過し、ジミーが行方不明になってから2年と半年が経ったある頃。ゼリツキーさんはたまたま見ていた動物シェルターのFaceboookページで1匹の猫が目につきました。
「写真で見る限りだとジミーに似ている気がする」
そんな思いを持って、実際にシェルターに問い合わせてみると、他の特徴も一致する点が多かったのです。
僅かな希望を胸に実際にシェルターに足を運んでジミーそっくりの猫に会ってみることにしました。
そして、後日。いよいよ2年半ぶりの再会を果たすのです。
後日、シェルターに足を運んだゼリツキーさんは例の猫と面会します。そしてケージを開き猫に対しこう話しかけました。
「ジミー、あなたなの?」
すると、その猫はゼリツキーさんの元へと歩み寄り、スリスリと頭をこすり付け、鳴き声をあげたのです。
彼はジミーだったのです。2年半越しの奇跡の再会。これほどまで長い月日が経過して再会できると事はそうある事ではありません。
こうしてジミーは無事にゼリツキーさんの元へと帰ることが決まり、今は懐かしい家と近所を堪能しているそうです。
参照元:facebook