猫の「ニム」は生まれつき目が見えませんでした。そのことが原因なのか。生後5週間の時に母猫に見捨てられてしまいました。
生きる術も知らないまま、孤独になってしまったニム。それはどんなに心細かったことでしょう。
しかし、そんなニムを優しく抱きしめてくれる人がいました。
それが今の飼い主さんです。
温かい家族に迎え入れられ、たくさんの愛情を注がれたニム。今では立派な成猫へと成長しました。
こうして無事に3歳を迎えることができたニムですが、彼には忘れられないものがあります。
それは、飼い主さんとのハグ。
保護された直後、飼い主さんに優しく抱きしめられたニム。目の見えないニムにとってその温かいハグはよほど安心できる、心地の良いものだったのでしょう。
大きくなってもあの時のハグが忘れられないようで、今はニム自身が飼い主さんを抱きしめているのだそう。
そして、そんな家族に変化が起きます。
今も目は全く見えないけれど、嗅覚と触覚で周囲を完全に把握できるというハム。そんなハムに新しい家族ができました。
ニムを保護したあと、飼い主さんはもう1匹猫を家族に迎えたのです。その子もまた、全く目が見えませんでした。
同じ境遇にいた2匹はとても気があったようで、すぐに仲良くなったそうです。
また、ニムは誰かと触れ合うことが好きなようでした。散歩中に出会った犬たちとも、すぐに打ち解けてしまうのだとか。
生後5週間で独りぼっちになってしまったニムですが、飼い主さんのおかげで温かい家、優しい家族、仲良しな仲間ができました。
目が見えなくてもこれからもきっと明るく楽しい毎日を過ごしていくことでしょう。
参照元:lovemeow