馬に1100kmもの距離を少量の食料で歩かせ栄養失調状態にさせた男が動物虐待で逮捕される。

馬に1100kmもの距離を少量の食料で歩かせ栄養失調状態にさせた男が動物虐待で逮捕される。

馬をあまりに酷使し衰弱させたとして動物虐待容疑で逮捕されたのは、サウスカロライナ州のクリス・エマーソンという36歳の男。

男は「トリガー」という名前の馬にまたがって同州北西部のグリーンウッド市を出発し、フロリダ州のマイアミまで1100kmを超える距離を歩かせました。

トリガーとの長旅の様子をFacebookに紹介していたエマーソン。それを目撃した人が「これは虐待行為ではないか」としてフロリダ州南部で動物救助組織を運営しているローリー・ワゴナーさんに連絡し、マイアミ・デイド警察がエマーソンを追跡し、逮捕となりました。

骨と皮だけの状態になってしまったトリガーはひどい栄養失調で深刻な状況にあったそうで、ワゴナーさんは怒りとともにこう話しています。

「トリガーくらいのサイズの馬は毎日11.3kgほどの乾し草と質の良い穀物を摂る必要があります。ところが逮捕当時、エマーソンが持っていた2つのビニール袋には『刈った芝生だ』という草が詰め込まれていただけ。その程度の食糧でそんな長い旅など無理です。」

一方、エマーソンは取材に対しこう話しました。

「妻と離婚してトラックもぶつけて壊してしまい、馬に乗るしかなかった。道中あちこちで親切な人々によるお情けだけが頼りだった。お金がなくて自分だってロクに食べていない」

さらに「目的地に到着した後トリガーをどうするか、そこまでは考えていなかった」と話しているそうです。

参照元:cbsnews

いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!