木製の箱に閉じ込められ空港に置き去りにされた絶滅の恐れのあるシベリアトラ

木製の箱に閉じ込められ空港に置き去りにされた絶滅の恐れのあるシベリアトラ

レバノンのベイルート空港で高さ16インチ(約40センチ)の木製の箱が1週間もの間、開かれることなく置き去りにされていました。その後、開かれた箱の中から出てきたのは、絶滅の恐れのある3頭のシベリアトラの赤ちゃんでした。

トラたちは脱水に飢餓状態、尿や糞に覆われていて、その体には何百もの虫が蔓延していたそうです。「木製の箱には生きた動物が入っているなどの表記はなく、配送元や送り先などの詳細も書かれていなかった。」とレスキューグループAnimals Lebalon(AL)は話します。

3頭のトラたちは、ウクライナのニコラエフ動物園からシリアのダマスカスのサマー・アル・フサイナウ動物園まで、移送する途中であることがその後に判明しました。

これは動物に対する虐待行為であるとAnimals Lebalonは主張し、元の所有者からトラを没収する嘆願をしました。そして現在、トラたちは安全で健康に毎日成長を続けているそうです。

「トラは闇市場で何万ドルもの価値があります。よって、元の所有者はトラたちを取り戻そうと必死になっている」とAnimals Lebalonは話します。

トラの赤ちゃんたちは毎日強く成長していますが、今後どのようになるかは不明です。法的に元の所有者へと渡り、闇市場に出る可能性もあるとのこと。Animals Lebalonはそのような事態にならないためにも出来る限りを尽くしていくと話しています。

– 出典 – boredpanda

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