ある夫婦がブラジルにあるフェルナンド・デ・ノローニャ島のビーチに遊びにきていました。
妻がビーチで記念撮影をしようと海に足を踏み入れたその時、彼女はたまたまその周りを泳いでいたある生物を発見します。
彼女が持ち上げたのはサメの子供でした。急に持ち上げられてバタバタと動くサメを彼女は離そうとしません。それはおそらく旅行先のビーチでの記念撮影に、この珍しいサメの子供がぴったりで、いい写真になると判断したからでしょう。
しかし、この後ちょっとした事件が起こります。
全くサメを離そうとしなかった妻ですが、突如しゃがみこんだのです。妻は、なんとサメに手を噛まれてしまったのです。しゃがみこみ、なかなか立ち上がらない妻を、夫が心配して近寄ります。
サメは自分の身を守ろうと、妻の手に強く噛み付きます。夫は力ずくで妻の手からサメを引き離そうとしました。ようやく難を逃れた彼女はサメを放り投げ、海に返します。
そして、その後。
その後、彼女は病院に行き、治療をしてもらったところ、そこまでひどくはなかったものの、4針を縫う怪我を負ったのです。
自分勝手な理由でサメを海から引き上げたためについてしまった代償。
そして、サメの子供は「レモンザメ」という保護種に認定されていたのです。
通常レモンザメに危害を加えた場合などは1,600ドル(約18万円)の罰金とされています。
さらに、今回夫婦がいた海域は保護区内だったために金額が上乗せされ、妻と夫それぞれに3,200ドル(約36万円)が請求されました。結果、二人合わせて約72万円の罰金刑となったのです。
今回の出来事について、SNSでは多くの非難の声が殺到しています。
参照元:Facebook