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原発事故発生後も警戒地区に残り、取り残された動物たちのお世話をする1人の男性。

原発事故発生後も警戒地区に残り、取り残された動物たちのお世話をする1人の男性。

2011年に起きた福島第一原発事故の影響で、現在も警戒地区として指定されている双葉郡富岡町。そこに今もなお自宅を離れず取り残された動物たちを守り続けている1人の男性がいます。

松村直登さん。

現在も富岡町に残り町に取り残された動物たちのお世話をたった1人で続けています。

原発事故が発生した後、松村さんは一度、町の外へと避難しましたが、その後すぐに富岡町に戻りました。そしてそこで松村さんは町に取り残されながらも必死に生きる動物たちの姿を見たのです。

それ以来、松村さんは犬や猫、牛を始めとする動物たちのお世話を毎日続けてきました。

「取り残された可哀想な動物達を救ってあげられるのは自分しかいない。」

そう考えた松村さんはこれまで自分の命を犠牲にしてまで多くの動物たちを救ってきたのです。

そして現在。

現在、富岡町に取り残された多くの動物たちは松村さんが与えてくれる食べ物や水を頼りに生活しています。松村さんはそんな動物たちが不自由な思いをしないように、支援者から募金を募りながらなんとか食料を調達しているそうです。

松村さんはこう語ります。

「放射線が体に悪い影響を与えるのは十分承知していますが、私はそんな事はもう心配していません。医者には30年~40年後に放射線による影響が体に現れる可能性が高いといわれましたが、そもそもそれまで病気をせずに生きられる保証も無いのですから。」

「これまでに何度も政府から避難指示を出されましたが、私は富岡町を離れるつもりはありません。助けを必要としている動物がいる限り、私はここに残ってそんな動物たちのお世話を続けます。」

自分の命を危険にさらしてでも動物たちのお世話を続ける松村さん。このことは海外でも「ヒーロー」として取り上げられています。

地震の後、飼い主と会えずに不安を抱えている動物たち。今までの幸せだった生活が一変し取り残された動物たちを支え続ける松村さんはまさに「ヒーロー」のような存在です。

参照元:boredpanda

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