高速道路で野良犬とみられる犬を見かけた女性。彼女の行動力とその犬が導くその先には…

動物保護団体「Harmony Fund」で勤務するエディナさんがボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの高速道路を走行中、1匹の野良犬が車両の間をすり抜けていきました。

仕事柄放っておくことができないエディナさんは、車を止めその野良犬を追いかけます。その犬はエディナさんが予想してた通りひどい怪我をしていました。

エディナさんが、車内にあった食べ物を与えるとよっぽどお腹を空かせていたのでしょう。すぐにたいらげました。

お腹を満たしたその犬は、すぐに歩き始めます。そして、何度も何度もエディナさんの方を振り返ります。まるで「こっちへ来て」と言わんばかりのその犬の後をエディナさんがついていくと、男の子と女の子の子犬がお母さんの帰りを待っていたのです。

すぐそばに一軒家を発見したエディナさんは、野良犬だと思っていたその犬は人間に飼われていると気付きました。

しかし、どう見てもその環境は劣悪。十分なエサも与えてもらえず放置されているとも思えたエディナさんは、勇気を振り絞りドアをノック。

現れたのは一人の男性。エディナさんが犬の話をした途端その男性は理不尽に怒り始めました。

当時の様子をエディナさんは「彼は怒っていたけれど、私だって可哀想な犬たちのために相当怒っていたわ。」と振り返します。

結局、男性の口から出た言葉は「どうせ捨てるつもりだった」。その言葉を聞き、彼女は躊躇なく3匹の犬を引き取ることに決めたそうです。

参照元：thedodo.com