犬種のルーツにあった犬の育て方【ハンター編】

犬種のルーツにあった犬の育て方【ハンター編】

犬種例

  • ミニチュア・ダックスフンド
  • ビーグル
  • ミニチュア・シュナウザー
  • ミニチュア・ピンシャー
  • ジャック・ラッセル・テリア
  • ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアなど

獲物を追跡する狩猟犬をルーツにもつ元ハンター犬はニオイに敏感で機敏で活動的な犬が多い

ネズミやウサギといった小動物のニオイを追跡し、獲物を追い詰めたり、吠えて漁師に知らせるなどの働きをしていた犬たちです。嗅覚にすぐれ機敏で活動的。また、巣穴や茂みの中などにも勇敢に入っていける気の強さや好奇心があります。

ダックスフンドのダックスはドイツ語で「アナグマ」、フンドは「猟犬」を意味します。ビーグルは野うさぎ狩りで活躍。ミニチュア・シュナウザーとミニチュア・ピンシャーはネズミ退治のプロ。

ジャック・ラッセル・テリアとウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアはキツネの巣穴に潜り込んで追い詰める、キツネ猟で活躍しました。

しつけのポイント

いつでもどこでも「おいで」ができるように。

自分で獲物を見つけていた元ハンター犬は好奇心旺盛。狩猟本能のスイッチが入ると呼んでもこない傾向が。どんな時でも「おいで」ができるように、自宅で練習をしておくといいでしょう。家の様々な場所にフードを置いて、1日に20回ほど、急に「おいで」と言って、愛犬が来たらご褒美をあげる事を続けると、「おいで」で来るようになります。

「だして」を教えて誤飲・誤食を防ぐ

捕まえた獲物をくわえて運んでいた元ハンター犬は、一度くわえたものを離すのが苦手。噛みちぎって誤飲・誤食する前に、「だして」を教えましょう。おもちゃをくわえた愛犬に、おやつのニオイを嗅がせ「だして」と言います。愛犬がくわえているおもちゃを離したら、おやつを与えて褒めてあげてください。繰り返すことで「だして」ができるようになります。

付き合い方のポイント

捕まえさせる遊びで仲良くなろう

動くものを捕まえるのが上手な元ハンター犬は、ことがしたおもちゃを取りに行かせる遊びなどをすると、「獲物を捕まえたい」という本能が満たされて楽しめます。また、本能を満たす遊びを一緒にすることで、飼い主さんのことを「一緒にいつと楽しい人」と感じ、忠誠心も高まります。

音の鳴るおもちゃでストレスを発散

噛むと音の鳴るおもちゃを与えると、元ハンター犬は「獲物を仕留めた気分」になり、本能的な欲求が満たされて、ストレス発散になります。いろんな音の鳴るおもちゃを与えて、音の違いを楽しめるとよりいいでしょう。また、噛んで楽しめるおもちゃを与えることで、家具や人を噛む予防にもなります。

いかがでしたでしょうか?

元ハンター犬は動くものと音に敏感に反応し、追いかける習性があるため、突発的な行動をしても飼い主さんの「おいで」には反応できるようにしつけておくことが大事なんですね。

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