愛犬の恥ずかしいクセランキングとその対処法まとめ

愛犬の恥ずかしいクセランキングとその対処法まとめ

恥ずかしいクセとは、飼い主さんだけでなくまわりのみんなも恥ずかしがらせる犬の行動のこと。
犬にとっては当たり前な行動でも、まわりからすると「はしたない」「しつけ不足」などと思われる行動はなおさせたいものです。

本能的な行動でも、そのつどやめさせたり予防したりすれば、直ったり、回数が減ります。
また、恥ずかしい行為をした相手への気配りも大切です。
そこで今回は、比較的よくみられる恥ずかしいクセのランキングとその対処法についてまとめてみました。

1位.マウンティング

愛犬の恥ずかしいクセランキングとその対処法まとめ

性的な理由だけでなく、優位的な立場を主張していることも
犬が腰をふるしぐさは「マウンティング」といい、オスが発情期のメスに行う生殖行動に似た行為です。
オスだけでなく、メスや不妊・去勢手術をした犬も行うことがあり、同性同士、人を相手にすることもあります。
その場合は性的な理由ではなく、優位的な立場の主張や、興奮による行動、遊びなどの意味合いがあるのです。

※とっさの対処法
首輪を持ち、前足が床につくよう、無言で引き離す!

抱っこだと怒る犬もいるので、無言で上から首輪をつかみ、前足が床につくように下ろしましょう。他人相手の場合には、愛犬は抱っこしておくか、リードをつけたままにして、愛犬が再びマウンティングするのを防ぎましょう。
それでも再びマウンティングをしそうなら愛犬はハウスに入れるか、別の部屋で待機させましょう。

マウンティングは、交尾ができない代わりにしている行為。とくにオス犬は、したい気持ちがあるのに満たされないストレスを感じている可能性もあります。マウンティングの回数が多く、まだ去勢手術をしていない犬の場合、手術をすることで抑えられることもあります。

2位.人の股間のニオイをかぐ

ニオイがするのと、鼻先が股間と同じ高さにあったから
深い意味はなく、単に小型犬は人が座っているとき、中・大型犬は立っているときなど、股間と鼻先の高さが同じだとかがれがちになります。

※とっさの対処法
言い訳などせず、すぐに引き離し抱っこする!

他人相手の場合には、とても失礼な行為なので、すぐに首輪を持って引き離すようにしましょう。また、散歩中など外出先の場合、無言で首輪をつかむかリードを引いて相手から離した後、失礼を謝るようにしましょう。

3位.人の手や顔をベロベロなめる

子犬の習性や、ふだんから飼い主の手や口をなめているから
子犬は、はあ犬の口をなめると、母犬が吐き戻して食べ物をもらう習性があります。その名残から人の口をなめたとき、たまたま食べ物の味がしたり、飼い主さんの反応がよかったりするとなめるクセがついてしまいがちです。

飼い主さんの手や顔をなめると同時に、ファンデーションやハンドクリームなどが愛犬の口に入ってしまいます。体への影響を考えて、やめさせたほうがいいクセです。

※とっさの対処法
すぐに引き離しておしぼりを渡す!

他人相手の場合には、よだれがついて不快に感じる人もいます。愛犬を引き離したら、おしぼりを渡すか、洗面所を案内するようにしましょう。

4位.うれション

骨盤の筋肉が未発達な子犬はしやすい
うれしくて興奮すると、かなりの腹圧が膀胱にかかります。このときに骨盤周囲の筋肉が未発達な犬は、抑えきれずにもらす(=うれション)ことがあります。子犬に多く、成長とともにしなくなる傾向が高いです。

成犬になっても続くようなら、一度病院で検査を
散歩不足などで骨盤筋群の筋力が弱いと、成犬になってもすることがあります。また、膀胱炎などの泌尿器疾患や椎間板ヘルニアなどの神経疾患などが原因のこともあります。成犬のうれションの場合は一度病院で相談することをおすすめします。

※とっさの対処法
まず来客を気遣い、オシッコを拭く!

来客の服が汚れていないかを確認し、汚れてしまっていたらすぐに拭きましょう。床のオシッコも来客が踏んでしまわないよう、早めに掃除をしましょう。

うれションではなく、”ビビりション”の犬も
飛びつかず、体をくねらせながら体勢を低くして近づき、オシッコをしたらビビりションかもしれません。相手を警戒している可能性があるので、対面してすぐには近づかせないようにしましょう。

5位.マーキング

縄張りの主張や発情アピールのためのニオイづけ
オシッコとは異なり、小出しに何度もオシッコをするのがマーキングです。オスに多く、縄張りを主張するためのニオイづけとして行います。メスもすることがあります。
また、発情中のメスがオスへのアピール目的ですることもあるのです。

※とっさの対処法
室内ならすぐに拭き取り、屋外なら水で流す

外の場合は、水をかけて流しましょう。もし他人の家の中などでしてしまったら、すぐに拭き取り、さらに消臭スプレーなどをかけるとよいでしょう。

家の中でのマーキングは飼い主さんへのストレスが原因!?
愛犬が飼い主さんとの関係に満足ができず、ストレスがたまると、そのはけ口としてマーキングで意思表示をすることもあります。このような場合には、愛犬といっしょの時間を増やすなどの工夫が必要になります。

6位.食フン

なんとなく食べたらおいしかった
もともと犬は巣穴を汚さないために、母犬が子犬のウンチを食べて片付ける習性があります。それと同様に、留守中にしたウンチを自分で食べて片付けるうちに、クセがつくことがよくあります。
また、栄養不足やストレスが原因のこともあります。

※とっさの対処法
おやつで気をそらしている間にウンチを片付ける

愛犬が食フンをする前なら、大好きなおやつで愛犬の気をそらし、その間にウンチを片付けるようにしましょう。

自分や同居犬のウンチを食べるのを防ぐには、ウンチがまずくなる薬を使ったり、フードを変えることで防止できることもあります。

いかがでしたか?

人前でやられると思わず赤面してしまうようなこれらのクセ。本能的な行動だからといってあきらめずに改善しておくと安心ですね。

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