虐待され保護施設に引き渡され、その後11回も里親が決まるも返還される犬。寂しい気持ちを抑えながらも施設で家族を待ち続ける。

虐待され保護施設に引き渡され、その後11回も里親が決まるも返還される犬。寂しい気持ちを抑えながらも施設で家族を待ち続ける。

HTASスタッフはシーナが11回も譲渡され返還されたことに心を痛めました。

シーナの失敗はごくちっぽけなのもので、返還される理由にはならないようなものでした。

ある家族は留守中に冷蔵庫に用意していたBBQの食材を荒らされたという理由で。またある家族は頻繁に旅行に出かけるためシーナの精神状態が乱れがちだという理由で彼女を返還しました。

シーナに本当の意味でしっくりくる飼い主さんを見つけることは、思いのほか困難だったのです。

シーナは初めて会う人に心を開くのに少し時間がかかりますが、慣れれば最高に愛らしい子だとHTASのメリッサさんは話します。

「彼女はコマンドを全部マスターしてるの。お座り、お手、伏せ、待て、おいで、回れ、それに鼻パクだってできるのよ」

シーナは現在、HTASのメリッサさんのオフィスで一日を過ごし、時間がある時はメリッサさんが分離不安のシーナのメンタルトレーニングを続けています。

「夕方退社する時はクレートの戸を閉める前にリラックスさせるの。それから寂しく無いように音楽をかけたまま電気を消してオフィスを出るようにしてるの」とメリッサさん。

「シーナは今まで出会って来たなかでも最高の犬よ。猫と仲良くできるなら私が引き取りたいくらいなの。この子は本当に飼い主さんに一途になれる子なの。人はちょっと手のかかるこの子を敬遠するけど、どんな保護犬でも愛があれば乗り越えられると思うの」

参照元:thedodo

いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!