警察犬や飼い犬が突然、餌を食べずにやせ細り死亡。ドッグフードが原因とみられ自主回収される。

警察犬や飼い犬が突然、餌を食べずにやせ細り死亡。ドッグフードが原因とみられ自主回収される。

突然餌を食べず痩せ細り、衰えていく犬がオーストラリアの各地で相次いだ。

その原因が「あるペットフード会社が製造しているドッグフードでは?」と問題になり、このペットフード会社は自主的に特定の商品を回収している。

動物病院などで「トップクオリティ」と推奨されているドッグフード「Advance Dermocare(アドバンス・ダーモケア)」を製造しているペットフード会社「Mars Petcare Australia(マーズ・ペットケア オーストラリア)」は、このほどこのドライドッグフードの3kg、8kg、15kgの商品全ての自主回収を余儀なくされた。

発端となった時期は昨年12月だが、ビクトリア州ビクトリア警察でこのドッグフードを食べたジャーマン・シェパードやラブラドールなどの警察犬9頭が回復の見込みのない病にかかり、1頭が安楽死となったことで一気に問題が明るみに出て、さらにオーストラリアの複数の州で何十頭という犬が同様の症状で死亡していたことも発覚した。

ビクトリア警察の警察犬9頭は、食道が拡張し正常に機能しなくなるため食べ物を胃に送り込めず、食べた後すぐに吐いたりして十分に栄養が摂取できなくなる「巨大食道症」を患っていることが分かった。

ジョン・ウディアット警部は「犬が病気になったことについてはいくつかの要因が考えられますが、その1つは犬が口にしていた餌なのです。しかし、これは今まで聞いたことのない非常に珍しいケースです」と話している。

残る8頭のうち2頭も病が深刻で、安楽死は避けられないようだ。

さらに、

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