ネグレクトで骨と皮だけの状態で保護された犬。奇跡的に回復し、里親に引き取られた直後に訪れた不幸とは。

ネグレクトで骨と皮だけの状態で保護された犬。奇跡的に回復し、里親に引き取られた直後に訪れた不幸とは。

レオンは先週土曜日に里親の家庭に移った。犬の飼育経験が豊富な家庭だ。

そしてその日、リードをつけて散歩に出ようとしたところ、家の方に向かって二人の人が歩いてきた。

ただそれだけのことなのだが、極端に怯えたレオンはパニックを起こして逃げ出し、林の中に入り込んでしまったのである。

日が落ちて何も見えなくなるまで、そして翌日も日の出と共に捜索が続けられた。しかし、午後になって、川の側でレオンの遺体が発見されたのである。

レオンは人間に虐待されていた犬である。とても臆病なことは分かっていたが、人間に対する恐怖心はこれほどまでに大きかったのだ。

動物病院に入院していた頃のレオンはとても快適で落ち着いており、楽しそうに、自信に満ちて歩き回っていた。だがそれは彼が信頼し心を許していたからだった。

見ず知らずの人間に対して必要以上に怯えてしまうのは、彼の生い立ちを考えれば無理もないことだろう。

人によって傷つけられ、人によって助けられ、そしてまた人と暮らせることとなったレオンは、見知らぬ人との遭遇で自ら命を落としてしまった。

参照元:thedodo

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