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観光地としても知られるタイ、チェンマイの道端に、恐ろしいほどに傷付いた1匹の野良犬が佇んでいました。
イギリスの慈善団体によって保護された犬は、体中の傷だけではなく顔面にも酷い損傷があり、頭蓋骨の一部が露出しているほどだったのです。
「キス」と名付けられたメス犬が、これほどまでに傷付いた理由はまったくわかりません。
ただ、キスが重度の皮膚病で苦しんでいたことや、腐った部分にハエがたかり巣食われていたことが推測されます。
キスの治療をまかされた「Worldwide Veterinary Services (WVS)」の経験豊富な獣医師でさえ、「これまで看てきた中で最悪の状態」だと感じるほどでした。
保護されたとき、キスはガリガリで体重も少なく衰弱していたために、半分意識はなく反応さえ見せませんでした。
特に、目の下には大きく深い傷があり、皮膚と組織は壊死していました。どれほど長い期間この状態でいたのかと、WVSの獣医師は心を痛めます。
WVSは、開発途上国の動物福祉や人々の生活向上を目指す慈善団体です。人道援助機関と協力して、戦場や難民キャンプ、被災地などで苦しんでいる犬や猫を無償で治療してきました。
さらに、現地の獣医師などに世界クラスの治療技術を教えています。インドとタイには医療訓練センターが常設されていたこともあり、キスは高い医療を受けられることになったのです。
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