空港で飼い主に捨てられた犬。飼い主を探し続けるも、食べ物も喉を通らなかくなり、息絶えてしまう。

空港で飼い主に捨てられた犬。飼い主を探し続けるも、食べ物も喉を通らなかくなり、息絶えてしまう。

コロンビアのブカラマンガにあるパロネグロ国際空港(BGA)で、空港職員や搭乗客らは1か月以上も前からある1匹の犬の姿を見かけるようになりました。

犬はどうやら飼い主に置き去りにされてしまったようで、空港職員らは飼い主を待ち続けている様子のこのメス犬を、旅する雲を意味する「Nube Viajera」と名付け、餌を与えたりして世話するようになったのです。

しかし犬はほとんど餌を口にしなくなり、ついには全く食べなくなりました。

職員らはコロンビア動物保護財団の獣医を呼び、獣医は犬に栄養剤の入った点滴注射を試みたものの、体調を悪化させた犬は息絶えてしまいました。

獣医はこう話します。

「きっと旅行者に捨てられたのでしょう。1か月以上も空港にいて、誰かを探すような仕草をしていたようですが、飼い主を見つけようとしていたのでしょう。ですがこの犬にとっては捨てられたショックは大きく、餌を食べる気力も奪われ深い悲しみと失望が生きる力を失わせてしまったのだと思います」

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