これはtumblrに投稿された写真で、ワンコは洋服ダンスだろうか、木製の家具の扉をベロベロと舐めています。
別にいたずらをしているわけではないようで、彼にはそうするだけの正当な理由があったのです。
話は、飼い主の一家が引っ越す前、以前の家に住んでいたときにさかのぼります。
前の家でこのワンコは、「外に出たいときは玄関に行き、ドアの前で待つように」としつけられました。
ところが、飼い主の意図とは異なり、ワンコは「散歩に行きたければ、玄関に行ってドアを舐めるように」と自己流に解釈してしまいます。
以来、外に出たいときはドアを舐め、ただそこでくつろぎたいときは、ドアは舐めずにいるというのが、飼い主とワンコの暗黙のルールとなったのです。
ところが、前述のとおり新しい家に引っ越すと、ワンコの頭は大混乱。
この家には玄関ドアは1つ、しかも毎日、1日に何度もそのドアから出入りして既に1年近くになるというのに、彼はどうしても「玄関のドア」が覚えられないようなのです。
従って、散歩に出たいとき「舐めるべきドア」がわからず、それによって、家じゅうのドアというドアを舐めるようになったといいます。
お風呂のドアでも、寝室のドアでも、クローゼットのドアでもキッチン・キャビネットのドアでも、まさにおかまいなしだといいます。
「まさか、クローゼットや食器入れの扉から外に出られると思っているわけでもあるまいに…それとも、「これは秘密の扉かも」とかメルヘンチックなことでも考えているのだろうか。
もう正解のドアを探すのはとっくにあきらめたということか?」
こう話す飼い主ですが、「デカくておバカだけど彼は完ぺき」と最後に本音を綴っています。
参照元:littlethings