「クリスマス」と名付けられた盲目の老犬は深さ8mほどの井戸に落ちてしまい、長い時間をその井戸の中で過ごしていました。
お腹を空かせてさまよっているところを井戸に落ちてしまったのではないか、と推測する人もいましたが、飼い主によって故意に井戸に投げ込まれたという可能性も否めませんでした。
クリスマスがパニックを起こし泣き叫んでいるのを聞きつけたのは地元の子供達でした。
やがてクリスマスのことを聞きつけたブラボーさんとコブラーさんは、登山用具を装備して現場へと駆けつけました。
ブラボーさんはロープをたよりに井戸を降下し、クリスマスの体をロープで固定し地上へと上がってきたのです。
クリスマスが長い間井戸の中で耐え忍んでいる間、地元の子供達は頻繁に井戸を尋ねては食べ物を投げ込んでくれていたのだといいます。
そして、その後。
自分の身に何が起こったのか、ここは一体どこなのか、クリスマスはきっとそんな不安にかられながら救いの手を待っていたことでしょう。
現在クリスマスは預りボランティアさんの元で暮らしながら、新しい家族と巡り会う準備をしているそうです。
参照元:YouTube