観光客が多く行き交うスペインのラ・ラグーナ。その日、ある建物の3階の窓から犬が今にも落ちそうな状態になっているのが発見されました。
観光客がその様子を心配そうに見上げる中、地元の若者たちが機転を利かせ、布を用意して建物の下で身構えます。
もうすでに警察には連絡をしていますが、到着を待っている間にも落ちそうな犬を、なんとか守らなければ行けません。
犬は自らを壁をつたい下へ行こうとします。そして次の瞬間、犬は落ちてしまったのです。
その時の様子がこちら。
幸いにも、若者たちが広げていた布の上に落ち命は無事。その瞬間、観光客からは悲鳴があがりました。
そして、なぜこの犬はこのような行動に出たのか。その理由は。
地元の若者のおかげで、3回からの高さから落ちたにも関わらず犬は無傷。警察は若者たちに対し犬の命を守ってくれたことを感謝します。
そして、この犬が3階という高さで危険な行為をした理由。
それは、完全に栄養失調状態に陥ったガリガリの体を見れば「この部屋にいたら死んでしまう。出なければ。」そう決断したのではないかと推測されます。
おそらく、エサだけではなく水すらも長い時間飲んでいないようにも見えるこの犬。
この事件を受けて、警察が犬の所有者を取り調べると、犬はテイデ国立公園で拾ってきた事が判明。そして、なぜここまで痩せ衰えているかについては調査中だということです。
そして犬は現在、獣医によって治療が行われています。深刻な栄養失調状態ではありますが、命の危機はなく完全に回復する見込みはあるとのことです。
参照元:metro