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愛犬の幸せを思いシェルターに連れて行った女性。一晩考え、思い直し迎えに行くと、そこには冷たくなった愛犬の姿。

愛犬の幸せを思いシェルターに連れて行った女性。一晩考え、思い直し迎えに行くと、そこには冷たくなった愛犬の姿。

アメリカ・バージニア州のピーターズバーグに暮らすヴァネッサ・トーマスさんという女性には5歳になる愛犬がいました。

犬種はピットブルで名前は「パティ」。トーマスさんはパティをとても愛していましたし、家族の一員としてとても大切にされていました。

しかし、経済状況が悪化してそのままパティと暮らしていくことが困難になり、悩みに悩んだ末、新しくパティを可愛がってくれる家族の元で幸せに暮らすことが出来るならと動物シェルターに連れていくことを決意します。

大切な愛犬の未来の幸せを願っての決断。しかし、それがとんでもない悲劇に繋がるとはこの時は誰も思ってもみませんでした。

翌日、パティはシェルターに連れて行かれました。そして新しい家族を探すべくシェルター生活が始まったのです。

パティの幸せを願ってシェルターに連れて行ったはずのトーマスさん。しかし、パティを置いて帰宅したトーマスさんの心の中には後悔しかありませんでした。

離れている時間が過ぎれば過ぎるほどに辛さが増してきます。そして色々と思いの巡る頭の中で精一杯考え、その日の夜にトーマスさんは決断します。

「明日シェルターに行ってパティを連れて帰ろう」

一度はパティと離れることを決断したトーマスさんも、実際にパティと離れていてその大切さを再確認し、再び家族として暮らそうと決断したのです。

そして、その翌日。トーマスさんはシェルターを訪れました。大切なパティとの再会のはずが、彼女を待っていたのはとんでもない事実だったのです。

パティは1日前、シェルターに引き渡されてから1時間後に安楽死させられていたのです。トーマスさんを待っていたのは冷たくなっていたパティの姿でした。

確かに施設に引き渡した時点で安楽死させるかどうかの判断はシェルター側にあります。しかし、たったの1時間で安楽死させるなんてことがあっていいのでしょうか。

安楽死させたことについてシェルターの職員はこう話します。

「私たちは正しい判断をしたと思っています。彼女(パティ)はとても攻撃的な性格で、私にもとても危険な態度でした。これは養子縁組には適していないと判断したのです」

しかし、トーマスさんはパティは決して攻撃的な子ではないと話します。

その証拠に医師からもきちんとした証明書が出ているとも話していました。

仮に攻撃的な部分があったとして、動物たちの未来を明るく導くはずのシェルターがこのような命を軽視していいのでしょうか。たったの1時間での判断でパティの全てがわかったとは到底思えません。

参照元:iheartdogs

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