大多数の人々が犬は害虫であると考える地域 1匹の犬の物語によって世界が変わりはじめる

大多数の人々が犬は害虫であると考える地域 1匹の犬の物語によって世界が変わりはじめる

生後およそ3ヶ月の子犬「アンナ・マリー」は、東ヨーロッパに位置するルーマニアの通りで発見されました。アンナはバスと接触した可能性が高く、道の端で力なく倒れていたそうです。

アンナを発見した、アメリカから訪れていたナンシーさんの話では、アンナの酷い状態から考えると事故にあったのは少なくとも1ヶ月前くらいではないかとのこと。

ナンシーさんはアンナを病院へ連れて行くために旅行の滞在を延長しました。しかし残念なことにアンナは自分の足で再び歩くことは出来ないと病院で診断されたのです。

ナンシーさんはどうしても納得が出来ず、第2の意見を聞くためにアメリカにある別の獣医病院へ連れて行くことを決めたのです。

地元の方の力を借りて、カリフォルニアにある自宅へとアンナを連れて帰ることが出来ました。

そしてアメリカで診察を受けた結果、獣医師の出した選択肢は「安楽死」「車椅子」「生涯介護」と言うものでした。そしてナンシーさんはアンナにもう一度自分の力で歩かせてあげたいと車椅子を選択したのです。

ルーマニアの多くのペットを救うためにナンシーさんはアンナ・マリーの話を語ります。そのことがきっかけで2003年には、東欧のホームレスペットに無料または低コストの救命手術/中性手術を提供する組織「ルーマニア動物救助隊」が設立されました。

地元のシェルターはまるでホラー映画のようで救助者はほとんどいないそうです。誤った経済環境と誤解の多い文化が組み合わさることで、大多数の人口によって犬が害虫とみなされるようになったと言います。

犬を救助する少数の人たちは、犬が害虫であると考える大多数を相手に毎日たたかっています。ルーマニア動物救助隊によって、少しでも環境が変わることが期待されます。

– 出典 – boredpanda

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