先日紹介した、両耳と鼻を何者かによって削ぎ落とされる酷い虐待をされた「バロン」。実に痛ましい姿に、あまりにも酷く残虐な行為に心を痛めた人も多いと思います。そんなバロンの鼻の手術が先日行われました。
▼先日紹介した記事はこちら。
鼻と両耳を削ぎ落とされるという残虐な虐待をされた犬。あまりに酷い行為に言葉を失う
バロンの手術は8日の水曜に行われました。手術はミシガン州立大学の獣医学部の2名の外科医を筆頭に行われました。
口周辺から皮膚を取り、それを削ぎ落とされてしまった鼻の部分を覆うようにして縫合。鼻先は完全になくなっているため再生は不可能なものの、できるだけ元の形に戻すことに力を注ぎ、2時間の手術の末、無事に成功したそうです。
耳は獣医らの判断で耳の再建はしないことになったそうです。
そして、術後のバロンの姿がこちら。
こちらが術後のバロンの姿。
保護当時のバロンの鼻はまさに削ぎ落とされたということを生々しく物語っているように断面が丸見えの状態でしたが、手術によって縫合され鼻先がない以外はしっかり犬の話らいい形に戻りました。
今はまだ抜糸されていない状態ですが、抜歯して時間経過とともにしっかりと鼻周りに毛が生えてきたら傷口も隠れ、いい状態になるだろうと言われています。
現在、バロンの里親希望者を募り始めたちという保護施設スタッフ。「ぜひ我が家に」と言う声を上げる里親希望者は30人を超えているそうです。
そして、以前見つからない犯人。以前紹介した記事の段階では、報奨金が11,000ドル(約126万円)とされていますが、ニュースでこの事件を知った人たちにより寄付が集まり、現在報奨金が40,000ドル(約453万円)にまで上がったそうです。