2016年8月の上旬、アメリカ・カリフォルニア州のロサンゼルスから動物保護施設に通報が入りました。
それは「犬を保護して欲しい」というもの。そこでスタッフたちが出会った犬が「ルル」でした。
検査によると、ルルはレベル3の有毒物質を繰り返し浴びせられる虐待を受けていたようで、皮膚はとてもひどく痛々しい状態でした。肥満ではないのに、たるんで垂れてしまった皮膚。毛も短く、皮膚が丸見えの状態。
そして、その有毒物質がもたらした被害は皮膚だけではありません。そんな酷い扱いを受け続けていたからでしょうか、精神的な病気にもなっている様子だったと言います。
なぜこんな酷いことをルルがされたのか、その意図はわかりません。
酷い状態になっていた皮膚はアレルギーも抱えていました。なんと、草の上にいるだけで数分以内にアレルギーを発作してしま状態だったのです。
草といえば、芝生で犬たちが遊ぶにはとても喜び、さらに至る場所に生えています。このままでは自由に遊ぶこともできません。
そして、ルルにとって一番の問題が発覚しました。
一番の問題とも言えるのがルルの目でした。実は両目とも見えておらず、盲目だったことが判明しました。
しかし、その瞳には少しの光がさしていたそうです。回復できる見込みがありました。
スタッフや獣医たちにより、ルルの長い治療生活が始まりました。
そして、月日が経過し、ある日のルルの姿がこちら。
見違えるように元の姿に戻りました。
毛はしっかり生えそろい、しっかりと草の上に立っています。そして、見えなかった目は片方だけ視力回復に成功し、外の景色をしっかりみられるようになったのです。
視力が回復してすぐは、目がくらんでくらんでしまってうまく生活が送れなかったそうですが、慣れてくると安定して景色を捉えられるようになりました。
きっと盲目での生活が長かったからでしょう。
今は新しい生活、環境に徐々に慣れていっているところだそうです。
参照元:Facebook