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大晦日の夜、その事故は起こりました。午後10時30分頃、ボブさんと言う男性が暖炉の薪を取りに行くため外に出ました。すぐに戻るつもりだったのでシーンズにスリッパ、シャツ1枚と言う軽装だったのです。
外には雪が積もっていて、次の瞬間足を滑らせて転倒してしまいました。打ち所が悪かったらしく首を痛めて動くことが出来なくなってしまったのです。助けを求めて大声で叫びましたが、一番近い隣の家まで4分の1マイル(およそ400メートル)。その声が届くことはありませんでした。
しかし、しばらくするとボブさんの愛犬「ケルシー」がやってきたのです。ボブさんの声は家にいたケルシーにはしっかりと届いていたのです。ボブさんは体力の消耗からすでに大声を出すことは出来なくなっていました。そしてなんと代わりにケルシーが助けを求めて吠え続けたのです。
ところが、なかなか声は届かず助けが来ることはありませんでした。そうしているうちにボブさんは意識を失ってしまったのです。それでもケルシーはボブさんのそばを離れる事なく、そばに寄り添いボブさんの体を温めたのです。
そして翌日午後6時30分、ボブさんが転倒してからおよそ20時間後、ケルシーの声を聞きつけた隣人が動けなくなっているボブさんを発見。すぐに病院へと運ばれました。ボブさんの体調は現在回復の途中にあります。そしてボブさんは、「自分を救うために必死に頑張ってくれたケルシーには感謝してもしきれない。ケルシーは自分にとってヒーローだ」と話しているそうです。
– 出典 – boredpanda
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