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雨の中びしょ濡れで絶望の表情を浮かべていた犬。保護されて見せた大きな変化とは

雨の中びしょ濡れで絶望の表情を浮かべていた犬。保護されて見せた大きな変化とは

動物保護団体には毎日たくさんの保護犬、迷い犬の情報が入ります。今回ご紹介する犬もその中に1匹です。

その犬は、スーパーマーケットと思われる場所の駐車場にいました。冷たい雨が降りしきる中、ぼんやりとその場にへたり込んでだまま。自分の毛はびしょびしょに濡れた状態ですが、もはやそれさえも気にならない様子でした。

その姿から読み取れるのは「悲しみ」と「絶望」。保護スタッフが駆けつけた時、その犬はもはやすべてを諦めたようにも見えたそうです。

その時の様子を写した写真を見ることができますが、彼女の毛はそぼり、元々の毛の色なのかそれとも汚れているのかもわからない状態。

保護スタッフが彼女にそっと毛布をかけ、彼女の濡れて冷えた体を温めようと試みます。

しかし、彼女はそれにすら動じません、スタッフは無理に彼女をその場から動かすよりは、辛抱強く彼女がスタッフを信じてくれるようになるまで待ち続けます。

雨の中、彼女はどんな理由でその場を離れようとしなかったのか。

飼い主からの最後の命令。それを忠実に守る姿だったかもしれません。もしくは、あまりに絶望して、そこを動く元気さえなかったのかもしれません。

彼女を捨てた飼い主は、彼女のこんな姿を知ることなどないでしょう。

そして待つこと数時間後。

雨の中、待つこと数時間。やっと犬はスタッフに心を開き始めました。こうして保護されスタッフと一緒にシェルターに向かいます。

シェルターで保護された犬は、「ケイシー」と名付けられ、栄養のある食事と、シャンプーもしてもらいました。

するとあんなにも黒ずんだケイシーの毛は美しく生まれ変わったのです。

外見よりも、一番変わったのはケイシーの表情。

雨の中、あんなにも絶望していたケイシーの表情はまるで見違えるように明るくなりました。自分が信じていた飼い主から捨てられてしまったことは、心に大きなダメージを与えます。

これからのケイシーに大きな幸せと温かな生活が訪れることを願っています。

参照元:thedodo

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