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それはハムの物語に目をとめた動物好きの夫妻からの問い合わせの連絡でした。彼らはハムの空き家のそばに住んでいたのです。
彼を迎えたいと申し出た新しい家族は、動物福祉の弁護士であるニール・エイブラムソンさんと、彼の妻で獣医のエイミー・ロドリゲスさんとその子供たちでした。
彼らはマンハッタン郊外の家でありとあらゆる動物と暮らしていました。
夫妻はかねてから悲しい境遇にある動物たちの話を見聞きしていたものの、その情報の発信地はほとんどが遠すぎて現実に何もできないことに心を痛めていました。
しかし、ハムの場所は自分たちが住んでいる場所から車で20分ほどのところにあると知り、早速連絡を取ることにしたといいます。
ハムは広大な敷地に建つ新たな家と家族を手に入れました。
そこには、犬や猫だけではなく、ブタやニワトリ、亀にウサギ、さらにはオウムや馬までもおり、そのすべてが、かつて保護された過去を持っていました。
到着したハムは、積極的に動物たちと挨拶を交わし、4匹の犬の仲間たちからは熱烈な歓迎を受けました。8匹の猫たちからは遠巻きに品定めされ、オウムからは鼻をくちばしではさまれました。
はじめてみた馬には興味津々のハム。
新しい家で迎えた記念すべきはじめての夜。
ハムはひとりぼっちでないことを確認するように30分おきに目を覚まし、それは今でも続いています。
エイブラムソンさんは、彼の浅い眠りがいつか普通の睡眠になることを願っています。
参照元:thedodo
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