独り身を謳歌する8人の男性。度々集まっては恒例の独り身パーティーを催していました。
その日も、アメリカのテネシー州のある公園でビールとつまみのベーコンを持ち寄り、みんなで独り身を祝っていた8人ですが、その日が彼ら全員の最後の独り身パーティーになるとは誰も想像していませんでした。
ビールのつまみとして焼いていたベーコンの匂いに誘われて森の中から現れたのが野良犬のアニー。
人懐っこく友好的な彼女の来訪を7人の男性は大いに歓迎していました。
やせ細っていた様子からおそらくここ何日もろくに食べ物を食べていないことが一目でわかり、彼女が満足するだけの食べ物を男たちは分け与えてあげようとしていました。
しかし、アニーは食べ物をもらうと、その場から立ち去るのです。その様子がなんとなく気になった彼らはアニーの後を追いかけることにしました。
すると、そこで見つけたのがまだ生まれて間もない7匹の子犬たちの姿。
アニーが掘ったであろう穴の中に隠れていたその7匹は、体は全身、泥やノミだらけでそれは母犬であるアニーも同じでした。
放っておくことができなかった男たちは、一旦保護。
しかし、これからどうしようと考えていた折、そこでふと彼らは気付きました。
7匹の子犬と1匹の母犬で計8匹の誰かの助けを必要としている子たちがいて、そして、今ここに8人の独り身の男性がいる。
まるで運命じゃないか!
そして。
独り身だった8人の男性たちは、みなそれぞれ1匹づつ引き取って育てるこちに決めたのです。
つまり、その日が、彼ら全員の最後の「独り身パーティー」の日であり、この8匹の犬たちにとっても一気に里親が決まった記念日となったのです。
この結果は母犬のアニーにとって何よりも嬉しいことでした。それは8人の男性はたびたび独り身パーティーを開くことだけあってとても仲良く、家も近い。
だから愛し野我が子たちとアニーはいつでもすぐに会え、その成長を近くで見守ることができるのです。
ビールやベーコンの費用が今や日々のドッグフード代に消えてしまい、何より独り身ではなくなった彼らですが、このことに彼らは何の悔いもありません。
誰も寂しい思いもしない最高の結果に、ただただ嬉しいばかりです。
参照元:boredpanda