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ビニールの中に捨てられ体にはウジが。酷い状態だった捨て犬が元気を取り戻すまで

ビニールの中に捨てられ体にはウジが。酷い状態だった捨て犬が元気を取り戻すまで

ある日、イタリア南部に暮らすエミリア・ルッケセさんとエンリカ・ビアンキさんは散歩中に黒いビニール袋が動いているのを発見しました。

不思議に思った2人は近づき嫌な匂いを放っている袋を開けて見ることにしたのです。

想像もしていなかった中身に2人は大きな衝撃を受けます。ビニール袋に入っていたのは1匹の犬でした。

行きたまま袋に詰められ捨てられていたのです。この犬はひどく衰弱しており、意識も朦朧としている様子だったといいます。両足はケーブルで縛られており、体にはウジが湧いていました。

この犬がどれだけ長い間この恐ろしい状況に置かれていたかはわかりません。

2人はこの犬を「オリベイラ」と名付け、すぐに獣医に連れて行きました。そこで、オリベイラの後ろ脚は虐待が原因で完全に麻痺しているということが判明します。

誰がこんなひどい仕打ちをしたのでしょうか。

この後、獣医チームの懸命な介抱の甲斐もあって、オリベイラは次第に元気を取り戻して行きました。今では尻尾をふることもできるようになったのです。

そして。

やがてオリベイラはエミリアさんたちに引き取られ元気に過ごしているそうです。

オリベイラは完全に歩けるようにはなりませんが、愛情をたっぷり受けながら暮らしています。

また、オリベイラの話を知った人々からエミリアとエンリカのもとにさまざまな支援が届けられているそうです。

アンゲラ・ビオンドという女性は、オリベイラの治療にかかる費用を集めるため募金キャンペーンを立ち上げました。警察も、元の飼い主を捜すため捜査を続けているそうです。

一度は消えかけた命。2人の女性の発見と医療チームの懸命な介抱によって再び元気を取り戻しましたオリベイラ。これから平穏な暮らしを幸せいっぱいに過ごしてほしいです。

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