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8キロ離れた場所から少女の異変を感知した糖尿アラート犬。

8キロ離れた場所から少女の異変を感知した糖尿アラート犬。

アメリカ・ユタ州に暮らすサディちゃん。生まれ持ったダウン症と1型糖尿病を抱えており、低血糖に陥入れば意識障害を起こし、命の危険を伴うため両親は片時も目を離せない状態なのです。

そんな家族は「糖尿病アラート犬」の存在を知り迎え入れることをきめました。しかし、この介助犬を迎え入れるには医療保険の適用外のため、2万ドル(約200万円)も必要になるため、親戚や友人、地域コミュニティでの寄付を募って費用を捻出しなけれえばなりませんでした。

糖尿病アラート犬が来てからというもの、サディちゃんは安心して1人で眠れるようになり、両親も活発になっていくサディちゃんを見て、この犬を迎え入れて良かったと実感する日々を過ごせるようになりました。

糖尿病アラート犬はサディちゃんの様子に異変がないか見守り、まるで兄妹のように互いを信頼し合っていました。

サディちゃんにとっても家族にとっても糖尿アラート犬はまさに命綱のような存在になっていったのです。

サディちゃんは、病気を抱えながらも学校生活を楽しんでいました。学校内では糖尿病アラート犬と過ごすことができないため、先生が常にサディちゃんの状態をチェックしてくれていました。

糖尿アラート犬は、学校からサディちゃんが帰ってくる間、家でお母さんとお留守番をするのが日課です。

そんなある日、突然糖尿アラート犬が落ち着きなくウロウロし始め、お母さんに吠えるサインを見せたのです。さらにお母さんの腕を鼻先でツンツンと突き異変を知らせだしたのです。

お母さんは「普段からおとなしいこの子がいったいなぜサインを?サディは学校に行っているのに。」と不思議に思っていました。

しかし、明らかに糖尿アラート犬はサディちゃんの血糖値に異変がある知らせを出しているのです。

サディちゃんの学校までには約8キロ。

「こんなに遠い距離なのに気づくはずがない」とお母さんは考えますが、あまりの落ち着かない様子のアラート犬を見て念のために学校に連絡を入れてみることにしたのです。

サディちゃんの状態を把握しているが先生がいうには30分前に血糖値を測ったばかりで、正常値だったとのこと。しかし、お母さんはアラート犬の不思議な行動を先生に話し、再度血糖値を計って欲しいと伝えたのです。

こうして、先生が再度計ってみるとサディちゃんの血糖値は100を下回り、このまま気づかなければサディちゃんは危うく意識を失って倒れてしまうところだったのです。

先生はすぐに血糖値を上げる処置を行い、サディちゃんは意識障害や昏睡状態といった大事には至りませんでした。

8キロも離れた場所でのサディちゃんの異変を感知し的確に母親にサインするアラート犬。2人の絆が異変を感知する能力を高めたのでしょう。

参照元:barkpost

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