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ピットブルの「ベッツィー」は闘犬です。しかし、彼女は他の闘犬と違い闘うつもりは毛頭ありません。闘犬として育てられたので本来はそうあるべきなのでしょうが、ベッツィーは闘いことを一切拒否していました。
この結果、彼女は襲ってきた他の闘犬によって、身体中を引き裂かれボロボロにされてしまうのです。
彼女が保護された直後の写真やビデオは、目を覆いたくなるほど悲惨な状態です。後頭部から首の付け根にかけ皮膚は噛みちぎられています。
すぐ下の頭蓋骨のカッチが見えそうなほど深い傷。唇は裂け、喉の皮膚も大きく裂けています。両前脚の怪我もひどく、形成手術が必要でした。
ピットブルを含む約40犬種はドイツの多くの都市で飼育禁止されています。理由は、飼い主の不注意によって起こる傷害事件によるもの。
しかし、ベッツィーの件以来、ドイツでは何をもって危険な犬種とみなすか再考慮する動きが出ています。「罰するべきは行いであって犬ではない」と知識人たちは考えています。
ピットブルは生まれつき攻撃的な犬ではありません。頑丈な体をしており、その破壊力には目をみはるものがあるのは確かですが、他の大型犬種もそれは同様です。
また、よくフクジュ訓練されていない犬や、ピットブルでなくても闘うように訓練された犬であれば、どんな犬でも人間の脅威になりうるのです。
ベッツィーは4月初旬に動物保護団体の「ヴィクター・ラークヒル」に保護されて以来、動物病院で過ごしています。彼女は職員たちに大変気に入られ、ベッツィーに会いに職員たちが訪れると大喜びした姿で迎え入れてくれます。
ベッツィーが今までしてきた体験や痛みを計り知ることはできませんが、今、彼女は多くの人に囲まれ新たな人生を送っています。
参照元:lifewithdogs
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