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アメリカ・ダラスに暮らす17歳の少女ヘイリーさんは、エーラス・ダンロス症候群という難病を抱えて生まれてきました。
この病気は身体の接着剤ともいうべきコラーゲンがうまく作られないため、身体中の関節が1日に安堵も外れてしまうため、重症になる顎関節が外れないように縫合しなければならないような遺伝性の難病です。
そのため、ヘイリーさんはドアの開閉もできず、車椅子の生活を余儀なくされていました。ヘイリーさんは15歳のことから介助犬のオーストラリアン・シェパードの「フリン」と暮らしています。
ヘイリーさんは発作を起こしたら自治機で起き上がることも誰かに緊急事態を伝えることもできないため、フリンはヘイリーさんのてんかん発作を周囲へと知らせるという役割もあります。
さらには発作が起きそうな予兆を察知できる能力もあるため、あらかじめ第三者に知らせることも任されています。
外出時にもヘイリーさんお命綱ともいうべきフリンを連れて行きます。フリンが着長しているベストには「仕事中です。ペットではありません。触らないで」と書かれているので通常、人が触ることはありません。
しかし、たまたま彼女の父親の仕事先の人がフリンを見かけた際に撫でて可愛がってしまったのです。フリンはまだトレーニングを始めて7ヶ月だったこともあるのか、反応してしまったのです。
その時、運悪くヘイリーさんの発作が始まろうとしていたのです。
フリンは人間にかまわれたことで、ヘイリーさんの最も恐れている発作に気づくことができずヘイリーさんは発作と同時に車椅子から転倒してしまったのです。
ヘイリーさんは、頭から落ちてしまったので顔面を強く打ち大怪我を負ってしまいました。彼女はこの事故を通して多くの人に介助犬への認識を深めてほしいとメディアにこう訴えかけました。
「可愛いと思ってくれる気持ちは十分わかります。でも、フリンは私の命を守るために仕事をしているのです。もし、私が意識を失っていたり、発作を起こしたりしているのを見かけたら、どうぞ近寄って助けてください。
でも、それ以外はどうか理解してください。介助犬に近付いたり触ったり、話しかけたり遊ぼうと思ったりしないでほしいのです。可愛がってはいけないなんて、厳しすぎると思うかもしれませんが、もし、フリンが遊びモードに入ってしまうと私の命が危険にさらされてしまうのです。
介助犬は大切な命を預かり大事な任務を任されています。可愛いと触りたくなる気持ちはわかりますが、飼い主さんのパートナーとして彼らがきちんと任務を全うできるように、そっと見守ることも大事なことだと改めて気付かされます。
参照元:thedodo
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