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保護されることを拒みその場から離れようとしない野良犬。その理由とは

保護されることを拒みその場から離れようとしない野良犬。その理由とは

路上をうろつき、人々から「ペチュニア」と呼ばれていた野良犬。通行人からご飯をもらう時以外は、ずっと1匹で暮らしていました。

ロサンゼルスの保護活動団体「Hope for Paws」の設立者、エルダッド・ハガーさんがペチュニアのもとへ訪れた時、ペチュニアはトラックの下に隠れていたそうです。

「私は腹ばいになってトラックの下にもぐりこみました。ペチュニアは神経質にしっぽを振っていましたが、私は焦らず、近づいていき…。そして十分なところまで近づいた瞬間、彼女が逃げるそぶりを見せたので、咄嗟にその腕を握ってしまったんです」

本来であれば、怯えている犬の腕を掴むのは良くないと振り返るエルダッドさん。

しかし、それほどまでにペチュニアは連れて行かれるのを怖がり、エルダッドさんはそんなペチュニアをなんとか助けたいと思っていました。

そして、その後ようやく保護されケージへと入れられたペチュニア。

すると、スタッフたちの優しさが伝わったのか、ペチュニアは少しずつ落ち着きを取り戻していきます。

そして、なぜペチュニアがこんなにも怯えこの場を離れたくなかったのか理由がわかります。

ペチュニアがこの場を離れたくなかったのか理由は救出した場所のすぐ近くで生後3日ほどの1匹の子犬が発見されたのです。スタッフたちはすぐに子犬を救助し「ペタル」と名付けペチュニアの元へと連れて行きました。

すると、ペチュニアは安心した様子。

他にも子犬がいるのではあれば案内してほしいとの願いから、ハガーさんはペチュニアを様々な場所で歩かせつつ、母性を刺激する意味で子犬が泣いているビデオを見せました。

しかし、ビデオが再生されるたびにペチュニアは、救助された子犬のもとへと走ったそうです。彼女にとってペタルはかけがえのない唯一の子供であることは明らか。

その後、2匹とも獣医に見てもらった結果ペチュニアの耳にわずかな感染症が見つかった以外は健康。

保護団体は面倒を見ながら、ゆっくり里親を探していく予定だそうです。

参照元:thedodo

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