肉体、精神ともに崩壊し、車の車軸にチェーンで繋がれていた1匹の犬

テキサス州で闘犬賭博容疑で、ある民家に捜索が入った際、番犬用として飼われていた1匹の犬が発見されました。その犬は、肉体、精神ともに崩壊し、重牽引チェーンによって車の車軸に繋がれていました。

テキサス州SPCA(動物虐待防止協会)によって救出されたその犬は、生きるために必要である十分な食料や水は与えられておらず瘦せこけていたそうです。生きる希望を失ったその犬は、不幸を物語るかのように背を丸め、首を挙げることが出来ませんでした。

テキサス州のSPCAのスタッフによって緊急医療のために施設へと運ばれました。その後スタッフのビクトリアさんは、その犬が辛い過去を生き抜いた強さ、勇気と美しさから「グウェン・ステファニー」と名付けました。

獣医師の診断結果は、後数日救出が遅れていたらおそらく命はなかったとのこと。ステファニーの皮膚は乾燥しひび割れただれており、多くのノミで覆われていたそうです。

治療が開始され、ステファニーは輸血を必要としていました、そして、きれいな水、生鮮食品、そして十分な睡眠。ステファニーは人生で初めて、自分にとって必要なものを得ました。

無気力と絶望的だったステファニーはもはやここにはいません。回復までにはまだ長い道のりですが、少しずつ快方に向かっており、新しい飼い主さんを見つける準備も進められているそうです。

– 出典 – thedodo