誰からも助けてもらえず、人間による虐待と無数のダニによる寄生で命を落としかけた犬

誰からも助けてもらえず、人間による虐待と無数のダニによる寄生で命を落としかけた犬

2015年の7月にギリシャのアテネの街で1匹のメスの子犬が動物保護団体によって発見され、保護されました。

道路を歩いていても、誰からも助けてもらえずにその子犬は何日も歩き続けていたと言います。そして、さらにその子犬にはおびただしい数のダニが寄生しており、尻尾にはワイヤーが巻きつけてありました。

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このワイヤーは、見るからに人間の虐待によるもの。ワイヤーで縛り付けられた尻尾には血液が回らず毛が抜け落ちカチカチの状態。

すぐさま、獣医は子犬に麻酔をかけ、子犬に寄生している無数のダニをピンセットで丁寧に取り除きます。

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1匹ずつピンセットで取り除く作業は簡単には終わりません。そして、血液を検査したところダニによって吸血されたことによって非常に血液が薄くなっていることがわかりました。

もし、発見が遅れていれば間違いなく命はなかったでしょう。

そして、ワイヤーを巻きつけられた尻尾はすでに壊死しているため、やむを得ず切断しました。

輸血しながらの尻尾の切断手術も無事に終わり、あとは子犬の回復を待つことに。そして、この子犬は「Blossom」と名付けられました。

それから2ヶ月後。

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