飼い主さんを守るため自らの身を投げ出した盲導犬の行動に賞賛の声

飼い主さんを守ったのは勇敢な盲導犬

62歳になる視覚障害者のオードリー・ストーンさんと彼女を補助する盲導犬のフィーゴはいつものように2人で散歩をしていました。

ニューヨーク州ブリュースターのとある交差点を横断中、前方から幼稚園児を乗せたスクールバスが。運転手はストーンさんとフィーゴが歩いていることに気づいていない様子。危険を察知したフィーゴは、とっさの判断でバスとストーンさんの間に入りストーンさんを守ったのでした。

そのためにフィーゴは足にケガをおい、普通には歩けない状態。そしてストーンさんも頭から血を流し、腰を痛めてしまったのです。通報を受け、しばらくして救急隊員が現場に到着します。

一部始終を見ていた目撃者の話によると、ストーンさんは「フィーゴは？フィーゴ大丈夫なの？フィーゴ！」と自分のケガよりも愛犬を思いやり、同じくフィーゴは痛めた足を引きずりながらも、尻尾をふってストーンさんのそばから離れようとはしなかったそうです。

ニューヨーク州では、人間を搬送する救急車に動物を乗せてはいけないと言う決まりがあり、ストーンさんはフィーゴと離れたくはなかったようですが、それぞれ病院へと搬送され、検査の結果、幸いなことに2人とも命に別状はなく現在回復にむかっているそうです。

フィーゴのとっさにとった行動によって、ストーンさんは命に別状はなくケガだけで済みました。そして、フィーゴは自分のケガのことよりもストーンさんを気遣い、救急車に乗せられるまでストーンさんのそばを離れようとはしなかったその姿に、世界中から賞賛の声があがっています。

– 画像出典 – distractify