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高齢猫の「ナツメグ」は、、長きにわたり老夫婦の家族の一員として暮らしてきました。
しかし2015年に心臓発作を起こして以来治療を受けており、一時は体調が回復したものの、8月に呼吸困難を伴う病を患い心不全に陥ってしまったのです。
ニューカッスルの獣医院に連れて行かれたナツメグはもはや手の施しようがなく、イアンさんとリズさんはナツメグを安楽死させるという苦渋の決断を強いられなければなりませんでした。
そして、9月初旬、ナツメグは推定32歳の生涯を閉じました。猫の平均寿命は15歳と言われるがナツメグはその倍以上も生き、人間の年齢でいうならば100歳を軽く超えていたことになります。
歯は3本しかなく、外に出るだけの体力がないほど高齢だったナツメグでしたが、イアンさんとリズさんにとってはいつまでも愛する息子のようだったに違いありません。
夫婦は現在も深い悲しみに包まれており、イアンさんはこのように心境を語っています。
「私たちはナツメグを猫としてではなく、私たち同様人間として一緒に暮らしてきました。それがナツメグを長生きさせた秘訣だったのかも知れません。私たちはナツメグをそれはもう可愛がってきました。できればもう少し長く一緒にいたかったのですが、じゅうぶん愛されて長生きしたと思います。特に妻になついていたことから、妻は心が引き裂かれたような思いをしています。私もナツメグが旅立って以来、心に大きな穴があいたように感じています。ナツメグの死後、予約してあった旅行に出かけましたが、ナツメグを亡くした悲しみは到底癒えることはありませんでした。ナツメグは私たちの心の中にずっと生き続けることでしょう。」
このニュースを知った人からは「このご夫婦はペットをとても大切にされてきたんだね。だからこそ猫もこんなに長生きできたのよ」「発見された時に5歳以上だった可能性もあるわけだから、そう思うとものすごく長生きしたね」「私の猫も19歳で亡くなったけど、悲しみは半端なかった。気持ちはわかるよ」「安らかに眠ってね」といった声があがっています。
なお、ギネス世界記録に登録された「最も長生きした猫」は米テキサス州の「クリームパフ」で、1967年8月3日から2005年8月6日まで38年と3日生きたといいます。
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31歳の誕生日を迎えた長老猫。人間で言うところの141歳のその猫は、今も元気に生活する。
参照元:mirror
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