イギリスのサリー州ドーキングに住むナンシー・コーエンさんが老人ホームに引っ越すことになった時、8年間一緒に暮らしてきた愛猫の「クレオ」とお別れしなくてはなりませんでした。
クレオは街中を彷徨っていた時にナンシーさんに保護された猫で、ふたりはお互いに愛情を注ぎ合い、最高の日々を送っていたのです。
しかし、ふたりに別れの時がやってきました。
ナンシーさんは涙を流しながら、クリオを知り合いの人に託したそうです。
しかし、クレオの方は別の考えを持っていました。なんとナンシーさんが施設に移った2週間後に、クレオはナンシーさんのいる施設に姿を現したのです。
しかし最初は誰も、クレオが施設の住人の元飼い猫だったとは気づきませんでした。
スタッフのラウラ・コステロさんはこう話します。
「ナンシーさんがここに来てから2週間後、この猫は施設の外のベンチで生活を始めました。それはとても奇妙でした」
スタッフ達は猫が迷子だと思って、数週間の間、猫にご飯を食べさせました。しかし、しばらくすると猫がここに居続ける謎が解けたのです。
「ある日、スタッフの1人が猫を家族に迎えることにしました。するとナンシーさんが『その子、私の猫にそっくり!』と言ってきたのです。」
「そして、ナンシーさんは『私の猫は交通事故で尻尾の一部を失ってます』と言いました。そこでスタッフが猫の尻尾を確認すると、ナンシーさんの話とピッタリと一致したのです。その後、ナンシーさんの妹が来て、『間違いなくこの子はクレオです!』と明言したのです。」
クレオはナンシーさんとずっと一緒にいたくて、この場所を探し出したようです。
そして、この話を聞いた施設のオーナーは、ふたりが一緒に暮らすことを特別に認めたそうです。
別れたくなかったふたりがこうして再び一緒に過ごせるようになるのは、ふたりはもちろん、誰もが微笑ましいことだと思います。
参照元:Facebook