アパートの一室に94匹の猫 その多くが病気にかかり中には死んでいる猫も

アパートの一室に94匹の猫 その多くが病気にかかり中には死んでいる猫も

シンガポールのとあるアパートの一室。隣人から幾度と苦情を受け、猫福祉協会へと連絡が入り、救助スタッフがアパートへと到着するとそこには驚く光景が広がっていました。

部屋には全部で94匹の猫がいて、そのうちの多くは病気にかかっており、中にはケア不足で死んでいる猫もいたそうです。

救出にあたったメイチー・リンさんはこれまで14年間、多くの飼育事件に携わってきました。しかし、そんなリンさんでも小さなアパートにこれほどまで多くの猫がいる光景は見たことがないと言います。

「悪臭は耐え難いものだった」とリンさんは語ります。アパートの住人の女性はライセンスがないにも関わらず、猫を繁殖させて販売していたとのこと。

しかし、女性は多くの猫を販売することは出来なかったと考えられます。ほとんどの猫は必要なケアがされておらず、病気だったと言います。

その中の1匹は5匹の子猫を産み授乳していましたが、母猫は栄養失調で脱水していたため、子猫には十分な栄養のミルクを与えることが出来ていませんでした。

残念ながら子猫の1匹は救助後に死亡してしまいましたが、他の4匹は助かったそうです。多くの猫は人懐こかったと言いますが、中には慣れていない猫もいて救助にとても困難を要したと言います。

救助開始から4時間後、すべての猫を救出し緊急動物病院へと運びました。猫たちは恐ろしい人生から解放され、これから新しい人生の旅が始まります。

– 出典 – thedodo

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