先日、アメリカ・ロサンゼルスで痛々しい姿をした1匹の野良猫が保護されました。
見るからに猫の鼻は大きく腫れ上がり、一部が裂けているのが確認できます。
治療を担当した獣医師によると、猫は「クリプトコッカス症」と呼ばれる感染症が原因で、鼻に炎症がおき、このような姿になってしまったそうです。
猫の保護に協力した男性は、発見時の猫の様子をこう語って居ます。
「その日、猫は路上をさまよいながら道行く人に近づき、助けを求めていました。しかし、通行人のほとんどはそんな彼に見向きもせず、誰一人手を差し伸べようとはしなかったのです。」
「そんな猫の姿を見た瞬間、私は心を痛め、地元の動物愛護団体に連絡して助けを求めました。すると、愛護団体の方々はすぐに猫の元へ駆けつけ、彼を保護してくれたのです。」
そして、その後。
動物愛護団体の施設で保護されたこの猫は、「スキンブル」と名付けられ、直ちに鼻の治療が施されました。
治療を担当した獣医師によると、スキンブルは治療の間、威嚇をしたり取り乱したりする様子を一切見せず、勇敢に治療に立ち向かったそうです。
そのおかげで、治療はスムーズに進みスキンブルの鼻の状態は日に日に改善されていきました。
そして、治療を始めてから数ヶ月後。見違えるように回復したスキンブルがこちら。
発見当時は大きく腫れ上がっていたスキンブルの鼻は、数ヶ月間の治療によって徐々に回復。以前の腫れて痛々しい姿が嘘のように表情も明るく見えます。
スキンブルはこの先も完治に向けて治療を続けていかなければなりませんが、愛護団体のスタッフは募金を募ることでその治療費をまかなっていくそうです。
参照元:lovemeow