12月14日、アメリカ・ニュージャージー州で動物保護団体「ホームレスアニマル・アダプションリーグ(HAAL)」は、ケースに入れられた状態で捨てられている子猫たちがいるとの連絡を受け、現場へと駆けつけました。
スタッフが現場に到着すると、そこには青色のケースの中にクッションが敷かれ、その上に小さな子猫たちが入っているのを発見。そして、そこにはその子猫たちを寒さから守ろうと、あたためている大人の黒猫の姿もありました。
子猫たちの母猫なのかもしれない。そう思ったスタッフは、ケースごと全ての猫たちをつれ施設に戻りました。
子猫たちは全部で6匹。
猫たちの健康状態を確かめるため、体はくまなくチェックされました。
そして幸いなことに風邪や感染症にもなっておらず、みんな健康だったのです。
栄養状態もいきとどいており、飢えている子猫は1匹もいませんでした。一緒にいた黒猫がずっと面倒をみたいたのでしょうか。
一緒に連れてきた黒猫も安心した様子を見せていました。母親に間違いない。スタッフはそう思い黒猫の体をチェックすると、そこで思わぬ事実が判明したのです。
なんと母猫と思っていたその黒猫はオスだったのです。この小柄のオス猫は我が身を呈して寒さや餓えから6匹の子猫たちを守り続けていたのです。
この小柄な黒猫は父親なのだろうか。それとも子猫たちのお兄さんなのだろうか。それとも全く血の繋がりのない猫なのだろうか。
それはDNA検査をしないことにはわからないが、とにかく、子猫たちの面倒を見続けていたのは確かでした。
彼は子猫たちの毛づくろいをしながら、1匹ずつを相手にやさしく遊んでいました。
そしてスタッフは、彼に「ミセスダウトファイア」と名付け、子猫たちの名前は現在思案中だといいます。
参照元:lovemeow