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生きている事が不思議と言われるほどの瀕死の状態で保護された子猫。医師の懸命なケアによって少しずつ回復する

生きている事が不思議と言われるほどの瀕死の状態で保護された子猫。医師の懸命なケアによって少しずつ回復する

アメリカのテキサス州に「Vet Ranch」と呼ばれる野良猫・野良犬のための動物病院があります。そこにある日、痛々しい姿をした1匹の子猫が運ばれてきました。

その子猫は体中にノミが付着し、両目には重度の感染症を患っている状態でした。

Vet Ranchに勤めるマット医師曰く、その痛々しい姿は生きているのが不思議なほどだったといいます。

マット医師は子猫に処置を施すと、その後哺乳瓶を使ってミルクを与えました。

すると、子猫はまるで生きる意志をマット医師に示すかのようにミルクをゴクゴクと飲んだそうです。

その後、マット医師はお腹いっぱいになった子猫をお風呂に入れ、体を綺麗にしてあげました。

そして洗っても落ちない飲みはピンセットを使ってひとつひとつ取り除いたそうです。

マット医師はその後も、自宅で子猫のお世話を続けました。

「子猫が元気になってくれますように」そう彼は願い、寝る間も惜しんで子猫を見守ったそうです。

すると翌日、それまで動くこともできなかった子猫は自分の足で立ち上がり、ゆっくり歩き始めました。

そして、その日子猫はミルクではなく、固形の餌を自らの力で食べたそうです。

それから2週間後。

その後も少しずつ、着実に回復していった子猫は、2週間後にはたくましい姿へと変身していました。残念ならが両目が完治することはありませんでしたが、それでも子猫は前向きに生き続けたそうです。

両目の眼球は腐敗が進んでいたため、その後、手術によって取り除かれることになりました。盲目というハンディキャップを背負うことになった子猫ですが、子猫は決して弱い姿を見せなかったのです。

マット医師によって「ミスター・ピーパー」と名付けられた子猫は、現在もVet Ranchで治療を続けながら元気に暮らしています。

「ミスター・ピーパーは両目を失い、盲目となってしまいましたが、今は他の猫と同じように走ったり、飛び跳ねたりと元気に毎日を過ごしています。どうやら、彼は視覚を失った代わりに聴覚や嗅覚が発達し、音や匂いをたよりに物の場所を把握することができるようです。」

こうマット医師は話します。

辛い経験と治療と乗り越え、たくましく生きるミスター・ピーパー。きっと素敵な里親が見つかり、素敵な毎日を過ごせる日が来るでしょう。

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