サーカスショーの最中に暴れ出し調教師を踏み殺した像。この像がこれまで送ってきた人生とは

サーカスショーの最中に暴れ出し調教師を踏み殺した像。この像がこれまで送ってきた人生とは

タイに、サーカスに出演している「タイク」と名付けられた像がいました。彼は、ショーの途中で暴れ出し調教師を踏み殺して外へと脱走してしまったのです。

会場はパニックになり、そこら中から悲鳴が聞こえました。それまでずっと従順だったタイクはなぜ暴れてしまったのか。

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サーカスという華やかな舞台の裏でタイクは15年もの間、ひたすら虐待され続けていました。サーカスの調教師たちがタイクに対し行なっていたのは、調教と呼べるものではなく、従順になるまで固い棒で何度も何度も叩きつけ恐怖によって動物をコントロールするという、虐待そのもの。

どれだけ悲痛な叫びをあげようが虐待の手が止まることはありません。そんな生活を15年間も送ってきたのです。その15年分の痛みがショーの途中でタイクを突き動かしてしまったのです。

タイクはサーカス場から脱出し、扉を突き破ってしまいます。それを追うサーカスの関係者と警察。

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そして、タイクは何十発もの銃弾を体に受けたのです。

どこに行けばいいのかわからなまま、逃げるタイク。それを容赦なく発砲しながら追う人間。結局86発もの銃弾を浴びてしまったタイクは死んでしまったのです。

虐待され続け、傷みから開放されるために逃げようとし、殺されてしまったタイク。

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一見、ショーの最中に像が暴れ出し人間を襲ったと聞くと、凶悪なイメージを持ちがちですが、全ての元凶は人間が起こしたことなのです。

参照元:youtube

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