犬種のルーツにあった犬の育て方【ファイター編】

犬種のルーツにあった犬の育て方【ファイター編】

犬種例

  • フレンチ・ブルドッグ
  • ミニチュア・ブル・テリア
  • ブルドッグ
  • ボクサーなど

勇ましく戦うのに優れている犬をルーツにもつファイター犬は、勇敢さと忍耐力のあるたくましい犬

牛や犬と戦うスポーツで活躍していたルーツを持つ犬たちです。性格は、勇敢で忍耐強い犬が多い。牛の角の間をすり抜けたり、便臭に動けるような体高低めで、各党のときに踏ん張れるよう、がに股が特徴で噛み付いたままでも息がしやすいよう鼻が短めです。

ブルドッグはイギリスで闘牛ようの犬として作られました。牛の鼻に噛み付いたまま離さないようにするのが役目でした。フレンチ・ブルドッグはフランスに渡った闘牛用のブルドッグの系統をもつ犬。

ミニチュア・ブル・テリアはイングランドで闘犬用に作られたルーツの犬で、ボクサーはドイツで牛追い犬として活躍していました。

ブルドッグ

しつけのポイント

引っ張りグセは「おいで」で直そう

元ファイター犬は、牛や犬に噛み付いたまま離れないよう頑張るため、重心が低く体重もあります。そのため、散歩中リードを引く力が強くなりがちに。リードを引っ張った時は「おいで」で呼び、リードが緩んで飼い主さんのもとに来たらおやつを与えて褒めて。繰り返すことで引っ張りグセの予防になります。

くわえたものを「離す」習慣をつける

噛み付いたものは話さない傾向にあるため誤食が心配です。「離してもまたもらえる」と覚えさせ、離すことを教えましょう。犬用ガムとおやつを用意し。先にガムを与えます。次におやつを見せ、くわえたガムを落としたら、再度飼い主さんがガムを与え、食べきらせてあげてください。繰り返すことで、離すことに抵抗がなくなります。

付き合い方のポイント

飼い主さんに注目する遊びで絆を深めよう

<己の力だけを武器に闘ってきた独立心の強い元ファイター犬は、飼い主さんに甘えることが苦手な面があります。愛犬の名前をやさしく読んで、愛犬が振り向いたらおやつを与える遊びで絆を深めましょう。この遊びを通して「飼い主さんに呼ばれるのが楽しい」と愛犬が感じれば、名前を呼ぶと喜んで駆けつけるようになります。

怪我をさせない運動で楽しませよう

パワーがあってたくましい元ファイター犬は、アクティブに動くことが得意。散歩で走ったり、引っ張りっこで遊ぶなどして楽しむと良好な関係が築けます。ただし、急な階段の上り下りや高所からの飛び降りなどは、がに股のため、足に負担がかかりやすくなるので、遊びや運動は足に気を使って行いましょう。

いかがでしたでしょうか?

元ファイター犬は、「引っ張り合いっこ」や「くわえたものを離さない」など、ちゃんとしつけて愛犬との信頼関係を築いていきましょう。

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