犬種のルーツにあった犬の育て方【漁師編】

犬種のルーツにあった犬の育て方【漁師編】

犬種例

  • トイ・プードル
  • ゴールデン・レトリーバー
  • ラブラドール・レトリーバー
  • イングリッシュ・ポインター
  • イングリッシュ・セターなど

魚や水鳥を泳いで回収した水猟犬をルーツにもつ犬は泳ぐのが得意でフレンドリーな犬が多い

もとも漁師(猟師)の獲った魚や水鳥などを、海や池の中に飛び込んで泳いで回収していたルーツをもつ犬たちです。

冷たい水の中に飛び込む勇気と、岸まで泳ぐ体力を持っています。また、漁師(猟師)のもとへ獲物をしっかりと運搬するため、フレンドリーで穏やかな性質の犬が多いようです。

トイ・プードルはカモ猟で活躍した系統をもつ犬です。ゴールデン・レトリーバー、イングリッシュ・ポインター、イングリッシュ・セターは水鳥や山鳥の回収運搬をしていました。ラブラドール・レトリーバーは漁船に乗り込み魚を回収する漁で活躍していました。

しつけのポイント

人が近づいてきたら「おすわり」をさせよう

人に友好的な元漁師犬は、人を見ると嬉しくなって突進する傾向があります。人が近づいてきたら「おすわり」をさせて突進させないよう心がけましょう。散歩中、人が来たら「おすわり」の指示を出し、できたらおやつを与えて褒めます。繰り返し練習すると、人が近づいてくると自分から「おすわり」するようになります。

散歩では飼い主さんと並んで歩くことを教えよう

鳥などの小動物を見ると、追いかけたくなる本能があります。元漁師犬を散歩させるときはリードを短く持ち、犬を先に歩かせないように心がけましょう。飼い主さんの隣で歩調を合わせて上手に歩けているときは「いいこ」など褒めてあげてください。次第に同じ歩調で歩くようになります。

付き合い方のポイント

得意な「もってきて」を使った遊びでストレス発散

鳥や魚などを漁師さんのもとに届けるのを喜びとしていた元漁師犬は、「もってきて遊び」をすると、本能的な欲求が満たされ、ストレス発散になります。鳥や魚に似たおもちゃで遊んでみましょう。また、飼い主さんと楽しく遊ぶことで、元漁師犬ならではの「従順な性質」が高められ、信頼関係が築きやすくなります。

散歩をたっぷりしてキズナを深めよう

体力があって、体を動かすことが得意な元漁師犬にとって、毎日の散歩は、暮らしの中で大きな楽しみになります。たかが散歩と思いがちですが、この楽しい時間を飼い主さんと過ごせば過ごすほど、関係が深まり、飼い主さんに従順な性質が高められます。1日60分程度の散歩を2回以上いくのが理想と言われています。

いかがでしたでしょうか?

体を動かすことが大好きな元漁師犬は、体力的もあり、とてもフレンドリーで穏やかな性格なんですね。

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