犬のてんかんを理解しよう

 

 

犬のてんかんを簡単に説明すると「脳の神経に異常な興奮が起こる」となります。

異常な興奮状態になり体をコントロールすることができなくなるばかりか、けいれんや昏倒（こんとう：目がくらんで倒れること）など症状が発作として表れますが、発作がおさまると犬は何事も無かったかのような振る舞いをします。

 

犬のかんてんの症状

 

・けいれん

・四誌の硬直

・失禁

・口から泡を吹く

 

犬のてんかんの主な原因

 

・脳の疾患
（腫瘍、脳炎、脳の奇形、外傷など）

・血液の異常
（脳に栄養を運んでいる血液の異常からてんかんを発症することがあります。低酸素症、低カルシウム血症、高カルシウム血症など）

・内蔵の異常
（腎臓疾患や肝臓疾患）

・遺伝
（先天的な脳の異常により、てんかんを発症する）

・ストレス
（環境からストレスを受け、それがてんかんの原因となることもあります。）

 

 

犬のてんかんの治療法として、他の病気からてんかんを発症している場合は、まずその病気を治すことから始めます。

原因の分からない場合は、”フェノバルビタール”、”プリミドン”などの薬物によって治療できます。

 

てんかん発作時の対処方法

 

てんかんの発作が起きた時、飼い主様にできることは基本的にはありません。

自然に発作がおさまるまで待ちます。

もしも「嘔吐した場合」は嘔吐物によって気道が詰まらないように口の中の異物を取り除きましょう。