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愛犬の欲求をじゅうぶんに満たしたら、今度は守ってほしいルールやマナーを教えてみましょう。
犬に何かを教えるときは、犬にとって何が損で、何が得かをまず考えます。
犬の行動パターンはとてもシンプルでわかりやすく、自分にとって得なことは繰り返し行い、損なことはやらなくなります。
つまり、やって欲しいことを教える際は、愛犬が喜び、得だと思えることで、ほめて教えることが一番効果的です。
犬は何かを教わって、ほめられるのが大好きです。
ほめてのばすしつけ方法であれば、飼い主さんも愛犬も楽しい気持ちでトレーニングできるでしょう。
損か得かで行動を決める
犬はとても頭のいい動物です。自分にとって得なことが起こるか、損なことが起こるかを予測しながら行動しています。
得をしたことはしっかりと覚えていて、喜んで何度も繰り返します。
困った行動をしたときに、結果として愛犬にとって「得」になっているケースが少なくありません。
どんな反応で、犬が「得をした!」と思っているのかを下の例で確認をしてみましょう。
1.靴をイタズラする
愛犬がくわえた靴を取り返そうと追いかけたりすると、 犬は「遊んでもらえて嬉しい!かまってもらいときには、何かをくわえて逃げればいいんだ!」と解釈してしまうことがあります。
2.食べ物をおねだり
食事中にとびついてきたとき、「今日だけ特別」と与えるのも間違いです。
「テーブルの上の食べ物が欲しいときは、飛びつけばもらえる」と解釈してしまうことがあります。
3.食フンをする
飼い主さんが大騒ぎすると、「静かにしててもかまってもらえないけど、ウンチを食べると、みんな急いで近づいてきてくれる」と解釈してしまうことがあります。
愛犬がイタズラをしてしまった際などは、慌てずに冷静に対応することが大切になります。
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