引越しで置き去りにされたピットブル。殺処分が迫るシェルターで涙を流しながら飼い主を待つ姿が人の心を打つ。

引越しで置き去りにされたピットブル。殺処分が迫るシェルターで涙を流しながら飼い主を待つ姿が人の心を打つ。

「この子は私を騙したんですよ」とジェニファーさんは笑う。

「おとなしい、ちょっと冷淡な犬を引き取ったつもりだったのに、犬舎のゲートが開いたら、思いっきり興奮しちゃって。車に乗るのも楽しんで、窓から顔を出したがっていました」

ジェニファーさんの家に着いてお風呂と散歩を済ませたブルーは、リビングルームのソファで眠りに落ちた。文字通り、「自宅にいるように」くつろいで。

現在のブルーは、眠ること、お腹を撫でてもらうこと、そして鏡をのぞき込むことが大好きだ。「うちの洗面所にはブルーにちょうどいい高さのキャビネットがあるんです。ブルーはそこに座って、鏡の中の自分に微笑みかけて、しっぽを振ってるんです」

ブルーにはまだ学ばなければならないことがある。基本的ないくつかのコマンドや、リードをつけて上手に散歩することなどだ。しかし、ブルーは上手くやれる、とジェニファーさんは自信を持っている。

シェルターでブルーを覆っていた悲しみは、既に跡形もない。そこにいるのは、一頭の幸せな犬と、その犬を幸せにして自分も幸せになった一人の女性だ。

「昨日仕事から帰ってきたら、ブルーはまっすぐ私のところへ走ってきました。とてもいい子。この子が家族の一員になってくれて、とても幸せです」

参照元:thedodo

いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!