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ブラジルのある病院前で、飼い主の帰りをじっと待つ1頭の犬がいる。
飼い主は10月に亡くなっているが犬はその事実を知る由もなく、病院にやってきて4か月の月日が過ぎた。
サンパウロ郊外ノボ・オリゾンテで昨年10月、59歳のホームレス男性が街で喧嘩の末に刺され、救急車でSanta Casa de Novo Horizonte病院に搬送された。
男性は刺された傷が致命傷となり亡くなったが、彼の飼い犬は救急車の後を追って病院までやってくると、そこで男性が現れるのをひたすら待った。
1週間が過ぎ、1か月、2か月、3か月経っても飼い主は現れない。
その犬は一日のほとんどを病院の入り口の敷物の上で過ごし、お腹が空くとその場を離れて食べ物を探しに行く。
しかし必ずその日のうちに病院に戻ってきて、いつもの場所に座り込む。
病院の前で帰ってくることがない飼い主を待つ犬の姿に、病院のスタッフや地元の人々が気づかないはずもなく、多くの人が食べ物や水を与えて可愛がった。
病院の財務部長であるオスバルド・パロタ・ソブリーニョさんはこう語った。
「あの犬はとても人懐っこく、よくしつけられていて大人しいのです。それに今まで病院の中まで入って来たことがありません。ああやって入り口の前に座って、飼い主が現れるのをじっと待っているだけなのです」
そして2月27日、Cristine Sardellaさんがこの犬のことをより多くの人に知ってもらおうと、自身のFacebookに写真を投稿すると、
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