電柱にくくりつけられていた犬が発見され、警察が飼い主を探すも見つからず、犬を射殺し批難が殺到する。

電柱にくくりつけられていた犬が発見され、警察が飼い主を探すも見つからず、犬を射殺し批難が殺到する。

しかし時間が経つにつれてますます攻撃性を増す犬を鎮静させる術はなく、逃げ出して誰かに危害を加える危険性もあることを恐れた警察らは、犬を射殺するという決断を下した。

RSPCAのジェイソン・ハーウィン巡査部長は、この苦渋の決断についてこのように話している。

「動物の死を目にすることは我々にとって常に悲しいものです。犬を射殺するということは慈善団体、獣医などの動物福祉専門家との合同の決断によるもので、致し方ないことでした。獣医にもアドバイスを試みましたが、たとえ犬を保護することに成功しても、攻撃的な性格ゆえ新たな飼い主を見つけることは困難であり、飼い主が見つからないままであれば安楽死ということになってしまいます。警察は麻酔銃キットを持ち合わせておらず、獣医が鎮静剤を使おうとしたものの、近付くことすらできなかったのです。誰も望んでいない悲劇の結果になってしまったことは、非常に辛いことです。我々は、こんなふうに犬を遺棄することは許し難い行為だと思っています。」

しかし犬を射殺したことで、ソーシャルメディアでは警察やRSPCAに対して「チャンスも与えられずに殺されるなんて酷すぎる。」「恐怖に慄いているんだから、攻撃的になって当然だ。」「麻酔銃を使って安全な場所に連れて行くぐらいのことはできたはず。」「寒い中、飼い主に捨てられて殺されるなんてあまりにも犬がかわいそう過ぎる。」「警察もRSPCAも恥を知れ!」などの抗議が殺到した。

今回の件に怒りを感じた人たちが、今後は飼い主に捨てられた他の犬が警察に射殺されないようにと署名運動を開始し、「残酷で不必要な対応をすべきではない」として世界各地から11万人以上の署名が集まっている。

参照元:metro

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